「今」はどこ?バランスの法則に備える 『遇と不遇とは時なり』 ~荀子~
2019/09/30
「ぐうとふぐうとはときなり」
良くないことばかりが続く。気持ちが折れそうになる。投げ出したくなる。お先真っ暗のように思い失望するがそれは永遠に続くわけではない。時が来ればまた浮上する。
良くないことの方がエネルギーを使い記憶にも刻まれやすい
風水鑑定は事務所の移転、オフィスの新設など始まりの時点でご依頼をいただくことが多いのですが、運勢鑑定は今の滞っている状況を改善したいというご要望でお話がきます。
ご本人は「何とか変えたい」と思い行動しておられますが、結果に繋げるまでの心身の負荷は相当なものです。
状況に向かい合っているうちに過去の同じような不遇の時間を思い出し、またあのような苦しい時間を過ごさねばならないかと気が焦ります。
時の運がある けれどもすべて運のせいにしない
人は誰でも時間の流れの影響を少なからず受けています。
運勢統計学からわかる人生の流れというものがあります。人によってその振れ幅は違うのですが、永遠に不遇が続くわけではありません。
(遇と不遇の時間の長さや入れ替わる間隔、またその時間を過ごす人の耐性や行動力、思考のタイプもそれぞれあります。)
陰陽論は物事は表裏一体、マイナスがあればプラスがある。すべてはバランスでできていて、バランスをとるための作用があると説いています。
もし、今が苦しくて策がないように思えても、それは時の流れの法則だと考えることもできます。
「運が悪い」「自分だけどうしてこんなに不運なんだろう」と思うかもしれませんが、運は意識と行動で味方にもなりますし敵にもなります。
遇よりも不遇を
不遇の時間はできるなら来てほしくないのですが「必ず来る」ものでそれが今かもしれません。
今を嘆くばかりで放置して時が過ぎるのを待つのか、今からやってくる遇の時間に備えるか。
不遇の時間に浮かぶ「宝船」があるかもしれません。