【50代女性の挑戦 No6】 自分の手で生み出すひとつだけの石けんに凝縮された「幸せ」をじっくり丁寧に伝えたい ～handmade soap SAKURA LABO主宰 桜井敬子さん～
2020/02/21
弊社の運勢鑑定、風水鑑定で一番ご相談の多い年代が50代です。家族環境の変化などで住まいを見直しリフォームに着手される方も多くいらっしゃいます。人生と環境の折り返し地点である50代。このような時間を自分自身の夢に向かって進んでいる女性を紹介する連載企画の6人目にご登場いただくのは、手作り石けん講師で handmade soap SAKURA LABO主宰の桜井敬子さんです。
桜井さんはご自宅での講座、企業、サークル等各所でのワークショップで手づくり石けんを教えていらっしゃいます。
手作り石けんの効果を実体験したことから始まった
約10年前、ご自身に肌トラブルが起こった際、知人から手作りせっけんをいただいた桜井さん。今から思えばこの瞬間があって現在があります。
その石けんは驚くほど効果がありました。ご主人も同じ時期に肌の状態に不安を抱えていましたが、手作り石けんの使用でみるみるうちに肌のコンディションが改善されていき、手作り石けんの素晴らしさを身を持って体感されました。
その後、お子さんの夏休み自由研究で親子で石けん作りに挑戦。この時の楽しさは格別でした。それから少しずつ作り始めた石けんは評判になりワークショップの依頼が増えてきました。「手作り石けんを皆さんに知っていただき、暮らしに取り入れてほしい」その想いは強くなり2012年に桜井さんは「ハンドメイド石けん協会」に入会し本格的に手作り石けんの講師として活動を始めます。
石けんで表現する世界感 日本の手作り石けん作家8人に選ばれる
手作り石けんは生きもの。 一度しかない表情があります。カラフルなデザインの石けんはそのまま飾っておきたくなりますが、使う時のワクワク感も味わってほしいと桜井さんはおっしゃいます。
効能だけでなく高いデザイン性のある桜井さんの手作り石けんは、有名な手づくり石けん作家の小幡有樹子さんの目に留まり、そして小幡氏監修の手作り石けんの本「ハチブンノハチ」 で作品が紹介されました。
この本で紹介されている桜井さんの作品は絵本「あおくんときいろちゃん」をモチーフとしています。世界観が広がりますね。
今は敢えて丁寧に過ごしたい スローな時間を作ることに集中する
つい先日50代になられた桜井さん。今後の夢、目標についてお聴きすると「今までよりもペースを落とします」とはっきり。その理由はこれからを想うからでした。ご自身が選んだ道を継続させるためのインターバル。
「これから手作り石けんを習いに来る方々へ更に楽しみ、癒し、息抜きの時間を味わっていただきたい。焦らずに今しかできないことを伝えられる教室でもありたいんです」桜井さんの想いは生徒さんの幸せに直結していました。
この連載では未来に向けて挑戦するには「止まらない」ことが前提のように私自身思っていました。しかし、桜井さんのような挑戦もあることに気づかされました。
すでに大盛況である桜井さんの教室は、これから更にブラッシュアップされ生徒さんが増えることと思います。
今年秋頃には前述の「ハチブンノハチ」の続編が出版されるそうで、桜井さんの素敵な作品をまた拝見できます。楽しみですね。
＊桜井 敬子 （さくらい けいこ）
1968年生まれ handmade soap SAKURA LABO主宰
ＡＥＡＪ認定アロマテラピーインストラクター取得
ＨＳＡ認定ハンドメイド石鹸シニアソーパー取得
ＧＡＡＪ認定ギフトラッピングコーディネーター 取得
自分で取り入れたい油や材料を選んで作れる「手作り石けん」教室を自宅で開催。デザイン性の高い石けん全国に多くのファンを持つ。手作り石けんを完成させることにプラスして、そのプロセスである時間の楽しさや心地良さを伝えることも大切にしている。
ブログ SAKURA iro 色
Instagram ・sakura_iro iro ・ @sakuralabo
【取材を終えて】
桜井さんに私が初めてお会いしたのは3～4年前。その後お子様の通う小学校の風水講座へお招きくださいました。弊社のイベントにも石けんを提供してくださってお客様に大好評でした。私自身も桜井さんの石けんのファンです。（洗顔してもつっぱらずしっとり感に満足！）今回、教室会場となっているご自宅へお邪魔させていたき作品の数々を拝見しました。「使うものなので楽しんで使ってもらいたい」とおっしゃるのですが、あまりの美しさにお部屋を飾るアートにも匹敵すると思いました。「今は丁寧に過ごしたい」との心強い言葉。パワー充電後のご活躍が楽しみです。
桜井さん、お忙しいところお時間をいただきましてありがとうございましした。
＊連載企画「50代女性の挑戦」の趣旨についてはこちらをご覧ください。