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九星気学 日取り・方位 開運について

凶方位は毒薬で吉方位は万能薬?~開運対策の優先順位を考える~

方位について実際に弊社がお聞きしたお話です。

1 「やっといい家が見つかったけど、大凶方位だからやめといたほうがいいですよね」

2 「なかなか条件の合う仕事が見つからなくて。貯金も少なくなってきました。だから吉方位にどんどん行っていい話を待とうと思います。いつ頃、仕事は見つかりますか」

3 「〇日の出張は暗剣殺の方位 本当は行きたくないんです。行くと良くないことが起こりますか」

4 「吉方位に行くとスッキリして運気が上がったような気がします。だから散らかった家に帰るのが嫌になります。どうしたらいいでしょうか」

1~4までいかがですか。何か違和感がありませんか。

方位の思い込みと依存で起こる運の低迷スパイラル

目に見えないものに対して捉え方は様々です。

全く気にしない方、ちょっと気になる方、大いに気になる方。

気になるのであれば、追い風になるように使ってご本人にとって喜ばしい結果になれば何よりです。

しかし「まず方位を」の考え方で良い結果に結びつくことは、ほとんどないと言っても過言ではありません。

むしろ、ますます思考も行動も混乱したり無気力になったりすることが多いと感じています。

「方位は何でも解決してくれる」「一番に方位を見なきゃ」これは方位への依存が過剰になっている状態です。

方位は魔法でもおまじないでもない 対策の優先順位は?

方位学を生んだ気学の根本には、風水や四柱推命などと同じ「陰陽説」や「五行説」の考え方があります。これらが一番大切にしていることは「中庸」つまり偏らない「バランス」です。

占術や風水にも言えることですが、理論はあっても運や気は目に見えないので解釈が自由です。だから傾倒し過ぎると思い込みや依存に繋がっていきます。

ここでおすすめしたいのは「対策の優先順位」を考えることです。客観的な視点が必要ですが、これがなかなか難しいかもしれません。

では上記1~4のケースにおける「対策の優先順位」を見ていきましょう。

1 やっと出会えた理想の物件と同等の良好物件をまたイチから探しますか?快適な時間が先延ばしになります。大凶方位が気になるなら、少し時期を調整したり引越し後の方位対策を取ったりで吉凶バランスは取れます。

2 吉方位に進んで吉の気の貯金はできると言われていますが、実際のお金は吉の気が魔法のように増やしてくれるわけではありません。開運は行動を伴います。まず、仕事を探すという動きが先決です。方位の吉は「プラスα」なので。

3 出張を断ることで迷惑を多くの人にかけてしまい信頼を失います。方位の凶は方位の吉で補えるという考え方があります。どうしても気になるなら出張後、吉方にどんどん進んでください。

4 人の気と家の気は連動します。家の気が下がった状態(ひどく散らかっていたり汚れていたり)では、どんなに吉方で良い気に触れても家の気は上がりません。吉の気を根付かせるためにはまずご自身の環境をいい状態にしてからです。何度、吉方位に行っても運は改善されないでしょう。

まず現実問題の解決から

方位学に限ったことではありませんが、占術や風水は目に見えない手段なのでそれだけに頼ることは危険です。

例えば体調が悪くなった時、病院に行ったり薬を飲んだりしますよね。吉方に行って健康祈願することはプラスαの対策です。もし、体調が悪化していくのに吉方位ばか行き続けるとなると、それは本末転倒です。

また、経営状態が悪化しているのに、風水に頼るばかりで改善の努力を避けているようなケースも残念な結果を招きます。

まずは今起こっている問題を客観的に見て、現実的な手段を取ることが先決です。

方位は解決策ではなく運の貯金をするもの

日本では古来より方位の力を信じ、恵方参りや方違(かたたがえ)が行われてきました。目に見えない方位の力は、時間の質を上げるために取り入れていけば安心度は上がります。

方位の力を借りたいと思う時、現状と向かい合って「まず何を優先させるか」を冷静に検討し行動に移してください。そして吉方位、凶方位の作用を考えるという順番を意識していただきたいと思います。

吉方位に進むことで得られる運は貯金できるものですが、その運を貯めておく心のゆとりも必要です。頼りきるのではなく、方位は気はプラスαの吉運をいただくものと捉えてください。

-九星気学, 日取り・方位, 開運について
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