【植物風水】倉敷「エルグレコ」さん 風水的考察 ～蔦の絡まる建物の吉凶～
2017/10/30
倉敷美観地区 大原美術館の隣にあるカフェ エルグレコさん。
昭和34年の創業以来、その独特の佇まいで人気のお店です。
この蔦の絡まる外壁は目を引きます。
しかし風水では建物を覆う植物に注意を払います。壁一面をびっしりと無造作に蔦が絡まるような家屋は「樹そう殺」(殺は凶の意味）と言って、陰の気が強過ぎ住人の気を吸い取ってしまうと考えられています。
気は陰陽のバランスがとれて心地よさを生みます。適度に陰の気が増している場合は、ヒーリング効果のある空間になるので落ち着きますが、あまりにも陰が強すぎると、気持ちが暗く落ち込んでいきます。まさに「陰気」になります。
人の手の入らない伸び放題の蔦が絡まる家はお墓（陰宅）と同じになってしまいます。
こちらは先日（1月初旬）訪れた際の外観。植物は生きているので気候に合わせてこのように変化していきます。少し見た目が寂しげです。早く芽吹くといいですね。
エルグレコさんの店内は管理の行き届いた蔦のお蔭で心地よい陰の気が流れているので、大原美術館の素晴らしい美術品を鑑賞したお客さんがじっくりとその感動を反芻するスペースにはもってこいです。
蔦で建物の気の調整をするという考え方もできますが、これもバランス。植物と人間の生活、風水はいかに自然と共存して良い気をいただくかをベースにした住環境学です。
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