【50代女性の挑戦 No2】 アクセサリー作りを通じて「楽しさ」と「満足」が味わえる時間を提供していきたい ～Misa’sParty 代表 津田美砂さん～
2020/02/21
女性にとって50代は環境、心身、家族関係など様々な変化が訪れる年代です。
そのような中で自分のこれからの人生について迷いや不安を感じることがあるのではないでしょうか。一歩踏み出すことでこの先迎える時間の充実度は違ってきます。「50代女性の挑戦」では自分の道を想いを持って前進している女性を紹介しています。
第2回目はアクセサリー作りの講師 Misa’sParty 代表 津田美砂さんにお話をお聴きしました。
アメリカで始めた「お菓子教室」がスタートだった
現在、アクセサリー講師として多くの方に教えていらっしゃる津田さんの原点は「お菓子」でした。
お母様がお菓子教室をされていたので幼い頃、その道具は当たり前のように身近にあり、自分自身も自然とお菓子を作っていました。
今から25年前、当時生活していたアメリカでは日本のように安くておいしいお菓子がなかなか手に入らない環境でした。津田さんが作るお菓子はたちまち関心が集まり、「教えてほしい」という声に応えて始めたお菓子教室は大人気。たくさんの方が習いに来られました。
講師としてのスキルはもちろん、 「教室に来た人が本当に満足できる時間を提供する」 津田さんの信念はこのお菓子教室の経験で培われました。
時間作りが教室の目的 笑顔になって帰ってもらえるとうれしい
アメリカから帰国後、津田さんは天然石を使ったアクセサリー作りの講師の道を進まれます。
ご自宅のアトリエはこのように多くの天然石やパーツがきれいに整理され並んでいます。レッスンは2万種類を越える材料の中から好きなアイテムを選べます。形式にとらわれることなく自由に楽しくアクセサリー作りの時間を満喫してほしいという津田さんの想いが反映されたレッスンを受けられた方は、アクセサリーができ上がるうれしさ以上に、制作中の津田さんとの会話を楽しみに通われています。
Misa’sPartyのワークショップが人気なのはここでしか得られない特別な時間があるからなのですね。
作家ではなく喜びを提供する人でいたい
津田さんは現在、ご自宅でのワークショップの他にアーティストの養成校アートスクールのハンドメイド作家コースで講師もされています。どのフィールドでも常に相手のニーズを素早くキャッチして、満足してもらえることを目指して教えていらっしゃいます。
「アクセサリーは作るけれど私は作家ではないんです」と言われる理由がわかります。
50代は「できる」の始まり
「今は毎日がとても楽しくて、これから先もずっと人と関わっていたい。もう50代だからではなく、50代で掴める自由な時間をうんと楽しんでほしい。気の持ちようで同じ時間でも中身が違ってきますから」
津田さんの輝く笑顔を見ていると焦りや力みを無くして毎日を快適に過ごしたいと自然と思えてきます。
2月には台湾のSOGOで開催される「日本展」に津田さんの天然石アクセサリーが並びます。海外でもきっと好評を得ることと思います。
たくさんの方を笑顔にする津田さんのご活躍をこれからも楽しみにしています。
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【取材を終えて】
津田さんと最初にお会いしたのは5年前。今回、初めてお邪魔させていただいた津田さんのアトリエは清々しい気が溢れていました。作業中は無音が聴こえると言われるのもうなずけるような静寂の中、ものすごい集中力で制作されている姿が目に浮かびました。
津田さんの作るアクセサリーは付ける人の魅力をさりげなく引き立たせてくれます。毎年開催される箕面 天善堂さんでの個展は大好評です。
今回お話を聴かせていただいて津田さんはいつも「相手の満足」を優先して考えていらっしゃることがよくわかりました。これから益々必要とされる方だと痛感した取材でした。
お忙しい時間にも関わらずご協力いただきどうもありがとうございました。