【50代女性の挑戦 No7】 整理収納をプラスしたリフォーム施工でお客様の満足度アップと業界イメージの底上げをしたい ~プラスコンフォート代表 高橋真美子さん~
2020/02/21
50代を生きる女性は30代、40代には無かった様々な変化を感じることが多くなります。自分自身のこともそうですが、住まいの変化も目立ち始める頃ではないでしょうか。第二のステージへ向かうためのリフォームに風水を取り入れたいとのご希望が一番多いのも50代です。
今回ご紹介するプラスコンフォートの高橋さんはリフォーム業界で長年、お客様の目線にたった「暮らし」の提供を目指してこられた方。2級建築士の資格を持つ家造りのプロです。高橋さんの目指すステージへ向かう挑戦と想いをお聴きしました。
リフォーム業界で20年 企業で働く熱量の低下を感じ潔く独立
今では建築業に携わる女性も増えてきましたが、高橋さんが働いていた20数年前は「女性だから」「女のくせに」という背景が色濃くあったリフォーム業界。2級建築士の資格を取得し、図面を描き、見積もり、職人さんの手配、お客様との折衝、集金などひとりですべてを任され、会社員とはいえ個人商店のような仕事でした。
男性社員以上に現場に出向き、職人さんやお客様と接してきた高橋さん。がむしゃらに働いてきましたが、いくら働いても会社員であることに限界を感じ、独立を決意。2017年2月に「プラスコンフォート」を起ち上げ営業を開始しました。
現場で学んだ片付けの重要性 お客さんも職人さんももっと快適に満足できるリフォームを
現場経験が豊富な高橋さんだからこその気づき。それは「お客様の所有する物の多さ」でした。
住まいを新しくして心地良く暮らすためのリフォームなのに、使わない物に縛られてなかなか工程が進まなかったり、現場では職人さんの手間が増えたり。その結果クレームも多くなるという悪循環。
高橋さんはこのような経験から、リフォームは暮らしを見直すチャンスとして、整理収納を工程に組み入れるリフォームに注力しています。このような取り組みによる現場が増えてくると、お客様、職人さん、そしてリフォーム業界にとっても良い結果が生まれます。高橋さんはプラコンフォートが業界イメージの底上げに繋がる存在にもなりたいと強い想いをお持ちです。
50代は残り時間を意識する年代 頑張れる時に頑張っておきたい
高橋さんのこれからに賭ける想い、その原動力になっているひとつが50代という年代です。
「体力の低下を意識した時、できるだけ早く動いて望む結果に近づいておきたい」との言葉は年齢を言い訳にするのではなくプラスに捉え、パワーに変えていく高橋さんの気迫を感じました。
お客様と業界の将来を見据え、現在も新しい資格取得に向けてパワフルに動いていらっしゃる高橋さん。まさに女性、50代、挑戦のキーワードがぴったりと当てはまっての事業です。
インタビューの最後には「自分をあきらめずに進んでほしい」と同年代の女性へ熱いエールをいただきました。
お客様あっての仕事、その目的はお客様の幸せ。シンプルなことですがそこをブレない想いで進んでいく大切さを改めて意識した取材でした。高橋さん、貴重なお話をありがとうございました。
*高橋 真美子 (たかはし まみこ)
1963年生まれ プラスコンフォート代表
2級建築士 インテリアコーディネーター キッチンスペシャリスト
整理収納アドバイザー1級、リユースマスタ―
「リフォームを通して幸せになる」をコンセプトに、整理収納を工程に組み込むリフォームを提案している。豊富な現場経験からお客様
のニーズとその先にある満足を意識し、汲み取って形にしてゆく事業を目指す。今後は現場で動ける整理収納アドバイザーの育成も視野に入れている。
・自身がプランニングして建てた自宅を公開する自宅公開セミナーを5月26日(土)に開催決定。詳細はこちらからどうぞ。→「プラスコンフォート自宅公開セミナー」
・HP プラスコンフォート
・ブログ 整理収納から始めるリフォームは幸せを引き寄せる
【取材を終えて】
男女平等が叫ばれる世の中ですが、建築業界はまだまだ男社会であることは弊社も新築、リフォームの仕事の際には強く感じています。その業界の中で長年バリバリと働いてきた高橋さん。お客様の信頼が厚いことは、きめ細やかな気配りとリフォームのプロで
あるから。高橋さんとはこれまで何度か仕事について話す機会があったのですが、今回の取材ではまだ私の知らない高橋さんに触れることができました。先を見据えたスキルの準備、人間関係の構築はお客様の幸せを徹底的に求めていらっしゃるから。
「プラスコンフォートの高橋さんにリフォームを頼んで良かった」 お客様の声が聴こえてきそうな取材でした。