【節目風水・人生編Vol.5】二世帯住宅はストレスの温床?~大家族が心地よく暮らせる風水術~
二世帯住宅での暮らしは安心感に加えて経済的なメリットもあり魅力ですが「気を遣い過ぎて疲れてしまう」「小さなことがきっかけで親世帯とぎくしゃく」こんなお悩みを抱える方も少なくありません。
ひとつ屋根の下で世帯が分かれて暮らす二世帯住宅は、風水の観点では気の流れが複雑になりやすいという懸念があります。
今回は気の流れを整え、家族みんなが心地よい距離感で過ごせるようになった実例をご紹介します。
■相談のきっかけ
築15年の二世帯住宅で、親世帯とT様家族 計7人が同居していました。
T様からのご相談は、「義理の両親との関係が最近ぎくしゃくしていて、子どもも居心地が悪そうで・・」というものでした。「家にいる時間、みんなのストレスが増えて、空気もどんよりしているので、これは風水をちゃんと見てもらった方がいい」と節目風水のお申込みをいただきました。
■鑑定内容(オンライン)
遠方なので、事前に送っていただいた間取り図データで鑑定の準備をしておき、オンライン(Zoom)で現況を聞きながら風水改善策をお伝えしました。
《玄関と階段の位置》
玄関ドアを開けると目の前にまっすぐな階段が見える間取りです。開放感はあるのですが、これは2階の吉の気が一気に流れ出る作りです。
2階を寝室にしているT様ご家族が、落ち着かない、体力が消耗する、集中できない、そのような気が拡散する可能性大です。
階段の上がり口に「のれん」の設置を。気の流れを緩和できます。見た目に圧迫感の少ないおしゃれなビーズのれんをおすすめしました。
《リビング内の家具チェック》
20帖以上ある大きなリビング 2世帯が一緒に楽しく過ごはずの部屋ですが、Tさんはここでの時間が大きなストレスになるとのこと。
このリビングの方位には、玄空飛星派風水で見ると「人の気が活性化する吉星」(水星)が入っています。大家族のリビングには最適な気があるのですが、ソファ、テレビボード、書棚、収納棚、飾り棚など重いものが多くあり、吉星の働きを落としてしまっていました。
また、ソファがリビングドアの延長線上にあり、寛げない配置です。
ソファはかなり傷んでいて、買い替えを検討中とお聞きしたので、この件を伝えると「広々と使いたいので購入はやめます」とのこと。風水的にも良い選択をされました。
《家全体の鏡チェック》
事前にいただいていた間取り図ではわかりませんでしたが、オンライン鑑定で玄関の鏡の有無について尋ねたところ、玄関だけでなくリビング、寝室にも大きな鏡があることがわかりました。
玄関を入って正面のシューズクローゼットの上に大きい鏡が置いてありました。これは吉の気を跳ね返す鏡になってしまうので撤去をご提案。
またT様ご夫婦の寝室にも壁面に大きい鏡があり、お二人の寝姿が映っていました。
リビングにはアンティーク風の大きい鏡が壁に飾られていたので、外してもらって「リビングで過ごす時間の変化」を体感できるかを試していただくことにしました。
《家の欠けを無くす》
風水では家の形がきれいな四角形であれば、気のバランスが取れイライラが抑えられて快適に住めると考えられています。
T様のお宅はリビングのある方位に欠けがありました。欠け対策は水晶を埋めたり低木を植えたりします。また、ウッドデッキやサンルームを設けて地面を出さないことで欠けの無い家と見なすことができるので、そのような対策をご提案しました。
以前よりウッドデッキが欲しかったということで、近いうちに施工する運びとなりました。
《ウッドデッキの工事開始日について日取り鑑定》
せっかくなら吉日を選んで安心して工事を進めたいとのご希望で、世帯主である義父様の吉日を選定ししました。
■結果
対策から約2ヶ月後、T様から届いたのはこんなお声でした。
「以前より親との会話が増え、家全体の雰囲気が柔らかくなった気がします。ソファと鏡が無くなったリビングは教えていただいた色のラグを敷きました。私も子どもたちもリラックスして過ごせています。親夫婦と私たち夫婦の体調も以前より良くなりました。気の流れってやっぱり大事ですね」
大家族ならではの豊かな時間を体感されているとのことです。
二世帯住宅で取り入れたい風水ポイント
1 階段の位置と形状チェック
二世帯住宅は階でそれぞれの世帯を区切っていることが多く、階段は階上の世帯が過ごす気を左右します。
今回のご相談例のように、玄関から上り口が見える階段はのれんやパーテーションで対策を取りましょう。
<関連記事> 気の流れを左右する階段位置の風水チェック
2 リビングの家具をチェック
二世帯交流の場であるリビングのソフアは置き方に注意です。スペースの関係で置き場所の確保が難しい場合は「置かない」という選択もあります。また家具の形状も心地よさを左右します。
<関連記事> 【整息風水・住居編Vol.6】心地よい気が集まるリビングをつくるソファとテーブルの風水ポイント
【整息風水・住居編Vol.7】寛げないリビングにしてしまう意外なNG風水とは
3 むやみに鏡を置かない、飾らない
鏡は吉の気を跳ね返したり邪気を集めたりするので、風水では置き場所や使い方に注意が必要なアイテムです。
玄関に「開運のための鏡」はありません。むしろ無い方がいいのです。しかし、どうしても置きたいのであれば入って右側をおすすめしています。
<関連記事>【整息風水・住居編Vol.4】玄関の鏡はお取り扱い注意
寝室の鏡は就寝中に生気を持っていかれ、邪気が入りやすいと言われます。こうなると、心身のバランスが崩れることが心配されます。
<関連記事>インフルエンザになったら寝室の鏡をチェックしよう ~風水でキープする健康運~
4 早めに欠けの対策を
設計の段階から風水を取り入れられる場合は、極力欠けを作らないことおすすめしていますが、既にお住まいの家に大きい欠けがある場合は早めの改善を提案しています。
今回のケースのように戸建てであればウッドデッキやサンルームの設置はとても良い改善策となります。
<関連記事> サンルームやウッドデッキの施工で家族の運気を上げる風水術
大家族での暮らしは、そのメリットを活かした心地よい時間にしたいものです。お互いの世帯が良いコンディションで適切な距離感を保てれば快適に過ごせます。
「節目風水」は、ご相談内容に応じて、鑑定プラン作り、お客様にご希望のプランを選んでいただくオーダーメイドの鑑定です。遠方の場合はメールかオンラインで受けていただけます。
見えない気の調整で快適な毎日を送ることができます。ぜひ節目風水をご活用ください。