【暦の使い方】大切な日を選択する「日取り」 吉日と凶日が重なったら ~一粒万倍日 不成就日 三隣亡の考え方~
2019/03/18
日本人は昔から暦を参考にして日の吉凶を選別していました。特に農耕に関して暦はとても重要でした。
暦は自然、暮らし、運気などの情報の宝庫です。旧暦の表記もあるので少し季節感に違和感を持つこともありますが本来の自然の姿に想いを馳せることができますので見ていると気持ちが豊かになります。
弊社の日取り鑑定でも暦を使っています。(暦の吉凶も参考に「同会法」という鑑定法を主に用います)暦を見ると毎日、何かしら行事や吉凶の表示があります。
2018年3月は吉日と凶日が重なる日が多い
2018年3月の暦です、一粒万倍日、不成就日、三隣亡を囲んでいます。
一粒万倍日は吉日 不成就日と三隣亡は凶日です。
一粒万倍日は「太陽」不成就日は「月」を基準にしている
一粒万倍日はその名の通り一粒の種が万倍になる日なので事始めの先日に喜ばれます。反対に不成就日は吉事には避けたい日です。
この二つの日の決め方は一粒万倍日が太陽(新暦)、不成就日が月(旧暦)を使っています。ですから重なる日も出てくるという、なんだか不可解なことが起こってしまいます。
三隣亡は根拠がない
建築業界では気にすることが多い三隣亡。字面を見ただけで良くないことが起こりそうな気がしますが、実は何の根拠もない凶(といわれている日)です。しかし、感覚的に吉日の選定には外したくなりますよね。弊社の鑑定では外しています。これは後々のことを考えてです。「あの時三隣亡だったから」となってはいけないので迷信だとしても、精神的なマイナスが引き起こすアンバランスを避けるためです。
できれば重ならない吉日を選ぶ
一粒万倍日と不成就日が重なった日はどうしますか?この場合は「一粒万倍日を優先させる」ことにしています。
しかし、これは他の見方でどうしてもこの日しか選定できない場合のみです。
もし他の吉日があるのなら(一粒万倍日と不成就日が重なる日ではなく)その日を選択します。
一粒万倍日と三隣亡が重なる日についても同様です。
自分の本命星で吉凶をまず調べよう
一粒万倍日、不成就日、三隣亡は誰にとっても吉日、凶日です。暦を使って吉日を選ぶのであれば自分の九星の運気を調べて、その吉日を取ることをおすすめします。いくつか吉日があるならその中で一粒万倍日があればその日を優先させるといいでしょう。
暦は一日一日を大切に過ごすためのもの。吉凶をあまりにも意識しすぎると本来の暦のメリットが無くなるのでバランスよくお使いください。
暦については
・風水と九星気学を使って開運に日付を入れる ~新築やリフォームの施工時期を先回りする方法~
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でもご案内しています。どうぞご覧ください。
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