開運グッズだけでは開運できない理由 ~家やオフィスの「気」に着目することから始まる風水~
Googleで「開運グッズ」と検索するとなんと1260万件の紹介があります。
「開運」は誰もが願うことです。開運は災いを避けるというより、日常の好転やプラスアルファの吉がやってくるイメージのある言葉です。
運は目に見えないものです。また開運の感じ方は人によって違うので「本当の開運」とは何なのか定義が難しいものでもあります。
皆さんはどのような状態になれば「開運した」と言えますか。
願いを込めて買う開運グッズ 振り返ってみて本当に開運しましたか
ついつい買ってしまう「開運」の文字の入ったグッズ
気持ちが落ち込んでいたり喜ばしくないことが続いたりした時に思わず飛びついたことはないでしょうか。
開運グッズを買うことで気持ちが和らぎ前向きになれるなら一つの効果とも取れます。
しかし、開運の二文字が入った物を自分が開運したと思えるまで買い続けたり、願望を開運グッズに預けてしまうことになっては開運依存になってしまいます。
ご自身が望む開運。それは持つこと、置くこと、使うことだけで叶いましたか。
風水の基本は環境 自分を取り巻く「気」は大丈夫?
例えば、玄関に置くと開運すると言われる「縁起が良さそうな置物」だとしましょう。
置くことは簡単ですが、玄関の床が汚れていたり、シューズボックスの中が湿っていたり、臭いがしたりしていると、風水で嫌う邪気が出ている状態なので、どんなに高価な開運の置物があったとしても、それ以前の問題です。
例えば「金運が上がる財布」だとしましょう。
買ったことに満足して、財の気が流れる場所に置きっぱなしにしたり、汚れた床の上に出しっぱなしにしたりはしていないでしょうか。
その物を置いたり、使ったりするにはふさわしい環境があります。
その環境とは使う人が住んだり働いたりする場所です。
どんなに開運すると言われていても、人を取り巻く「気」が悪ければ効果には疑問符が付きます。
地理風水が証明する気の大切さ 開運グッズに頼る前に知っておきたい気の特性
風水は土地の鑑定から始まった ~地理風水の重要性~でご紹介しているように、土地の気はその場所とそこに住む人の繁栄を左右します。
日本の歴史を振り返ってみると、風水理論で土地を探し造営した都である平城京、平安京、また徳川幕府の拠点、江戸城(現在の皇居)は長い間栄えました。
世界的に発展している企業の建物は風水的に素晴らしい立地環境にあることが多いです。
風水では土地の気が建物に影響し、そしてそこに住む人の気に影響すると考えます。まず、根っこである環境の気を知り整えることから人の気は改善していく。これが本来の風水の考え方です。
開運グッズはもういらない?
人の居る環境である家やオフィスには吉凶様々な気が流れています。
個別の風水鑑定なら建物の向き、建築年、生年月日、立地環境から詳しく方位ごとの気がわかるので、吉の気を伸ばし凶の気を抑える対策のために適切な材質の物を置いたり掛けたりします。
個別鑑定を用いなくても、当ブログでご紹介しているすべての方に使っていただける風水対策の実践で環境の気はかなり改善されます。
せっかく開運グッズを買うなら、まず基本の気を整えておくことをおすすめしますが、基本が整えば開運グッズに頼らなくても十分心地良く過ごせます。
その快適さが行動の追い風となって、運気向上に繋がることをぜひ体感していただきたいと思います。