【風水相談実例】ここに引越しをしてから体調がずっと優れません。どうすればいいでしょうか。
2024/03/01
家は生きていくために基本となる時間を過ごす大切な場です。
しかし、なぜか「落ち着かない」「気持ちが落ち込む」「元気が出ない」「寝られない」と心身の不調が続いてしまったら・・
今回は実際に風水相談会にお越しになられた方からのご質問とその対処法をご紹介します。
5年前、築20年の中古マンションに引越しして、色々なことがあり今に至っているという方です。
風水鑑定はまず立地環境の把握から
マンションの敷地図と間取り図持参で来られたので、周辺環境と建物の建ち方を住所から航空写真を使って確認し向きを判断しました。
どちらが向きでどちらが背になるか（座向）を決めることはとても大切 これがわからないことには風水鑑定はできません。）
物件向きは南 大きな国道が目の前にあります。遮るものなく交通量の多い道路に向いているので気の流れは急です。
道路の気の強弱は地理風水では川の流れと同様に考えられます。
交通量の多い国道は「川幅が広く水も多くが激しい川」にあたります。
ですから、受ける気の作用も大きくなります。
お住まいは11階 風水では上層階には「地の気」が届きにくくなると考えます。地の気は人の健やかな成長には不可欠なものなので、上層階に行けば行くほど「気の不安定さ」が増すことになります。
入居して間もなく起こった漏水問題
マンションは集合住宅なので、いくら自分の家についての風水に気を付けていても防ぎきれないことがあります。
故意ではない場合、被害側も加害側も辛いですよね。
この方は入居後、上の階からの漏水に悩まされました。寝室の天井からポタポタとなんと汚水が落ちてきたそうです。
寝室の上は上階のトイレがある場所。（そんな構造は珍しいような気がするのですが）
悪いことに、このマンションの施工会社はもう倒産していて、工事依頼から実施までが長い時間かかったとのこと。待っている間に天井には染みが広がり悪臭にも悩まされました。
風水では水の問題は健康に大きく影響する
お話を伺っているだけでも怖くなりました。雨漏りはあるとしても汚水が寝室の上から漏れてくるという状況に愕然とします。
風水でなくても誰でも「健康に悪い」のはわかりますよね。風水では特に水は健康とお金を表し、寝室は健やかな気を溜める場所として注視するので、大きな影響がない方がおかしい状況です。
やっと修理が完了 しかし
これで安心かと思いきや、そこからどんどん体調が悪化。高齢のお母様との二人暮らしですがお二人とも咳が続き気力も低下しているとのことです。
人は不安になると「いい」と言われるものには妄信的になる傾向があります。
この方もお札やお香、パワーストーン、そして盛り塩、骨董の神仏像を家のあらゆるところに置いていると。これらのものが悪いわけではないのですが、無造作にたくさんある状態は風水ではかえって気の流れを悪くしてしまします。
まず「減らしてみる」
一般住居の風水では「盛り塩」を神棚以外の場所に置かないように伝えています。（その理由はこちらをご覧ください。）
数カ所にある盛り塩を撤去。また、出所のわからない骨董品は玄関に置かないように。あとお札も一旦外してみる。（お札や縁起物はふさわしい位置や方位があります）パワーストーンも。
気の交通整理をするイメージです。
換気と採光は欠かさず
置物やラッキーカラーなどは、ある程度、気の良い流れができてから取り入れるとプラスアルファの吉となります。
どんなに開運グッズを並べても、取り巻く「気」が整っていないとただの飾り物になってしまいます。
こじれた「気」を戻すにはシンプルに考えてください。
まず換気回数を増やす。そして家中のカーテンを開け外の光を大いに取り入れる。窓やドアは拭いておく。
このように基本をしっかり実行することがおすすめです。
必死になるとしんどい しんどくなっては逆効果
この方からは「いいと言われることは何でもやってみました。そして毎日やるようにしています」と必死さが伝わってきます。
「しんどくないですか」と聞くと「しんどいです。でもやらないと」と目線を落としていらっしゃいました。
「家の気と人の気は連動するので、しんどい時は家もしんどいですよ」と伝えて、まず気負わずできることからやっていくようにご提案しました。
風水は万能薬ではありません。風水をすればすぐ良くなるというものでもありません。
健康状態の改善はまず医療から。そして平行して環境の気の流れを整えていくという意識で風水を取り入れてみてほしいと思います。
＊住居に関する風水改善対策のご提案についてはお気軽にお問合せください。メールやオンラインでお伝えするることもできます。