引越し、旅行など移動の方位が運気を左右する？ ～九星気学を使った開運法について～
2019/03/22
春はスタートのシーズンです。新学期、新年度の始まり。そして東洋易から見ても物事の始まりを意味する象意が並びます。転勤や入学による引越しやゴールデンウイークの旅行で今居る場所を移動される方も多いと思われます。「進む」ことで吉運をつかんだり、凶運に見舞われたりするという方位の吉凶について、日本では昔から民衆の間でも話題にされてきました。お伊勢詣りや方違え、祐気取りなどがそれにあたります。この方位による吉凶は目に見えない「気」の理論によるものです。
どうして移動によって運気が変わると言われているのか
気はあらゆるものに宿ります。
人にも環境にも吉凶の気、そしてそれぞれの相性があります。同じ土地でもそれが合う人もいれば合わない人がいます。したがって人によって良い気が宿る場所への移動もあれば、良くない気が溜まっている方位への移動もあるのです。
風水は占術とは違うのですが、「気」のバランスを取るという観点からは気学と同じです。大地には地球のエネルギーが含まれ、その上に建つ建物に、そしてその建物に住む人に気が吸収されていくと見ています。
様々な気が存在する場所があるので移動先の気によって人は運が違ってくる。したがってその場所に行く「移動」という行為自体が吉運、凶運を連れてくるものとされています。
どうやったら吉方位、凶方位がわかるか
「神宮館の暦」は方位や運勢を鑑定するときに欠かせないものです。この暦は生年による九通りの星の区分があり、それぞれの星の月ごとの吉方、凶方が記載されています。九星気学は五行論からくる相生、相剋、比和の関係を使って方位や運勢の吉凶を判断していくものなので、この理論を使って暦はわかりやすく吉方、凶方を紹介しています。
どうしても必要な移動が凶方なら
転勤や入学による引越しは方位を選べません。九星気学で調べると移動の方位が最大凶方に入っていたということもよくあることです。「気学なんて信じませんから。」という方は気にしないで移動できます。
しかし、凶方ということを知ってしまったや人の心理は複雑だと思われます。移動先で良くないことばかり起こるので調べてみると凶方の移動だったというこもあれば凶方の移動であったけれど、特に悪いことは起こっていないという場合もあります。この違いを分析することは容易ではありません。鑑定士の立場からすると「凶方に進んでもいいです。」とは言えませんが、選択肢のない移動が凶方の場合、移動先でできる運気改善策を実践されることをお勧めします。それは風水であったり、移動先から吉方へ旅行をすることであったりと、できることがあります。
九星気学をはじめ各占術で導き出された結果は絶対ではありません。縛られすぎることなく適度な距離感を持って毎日の時間に取り入れていただきたいものです。
＊引越しの風水については
・後悔しない引越しにするために何を優先しますか？ ～風水で考える気の整理整頓術～
・風水で凶の方位に引越しをしなくてはいけません 運が悪くなりそうで心配です ～ウントキーネの質問箱 No14～
でもご案内しています。