縁起物の熊手や笹を飾る場所の理由は風水にあり
2024/01/10
初詣や十日戎で購入した熊手や笹飾り。縁起物なのでしっかりと福がやって来るように飾る場所には気をつけたいものです。今回は意外と知られていない熊手や笹を飾る場所(方位)につてご案内します。
熊手も笹も神様と同じ大切なもの 東向き 南向きが鉄則
「神棚を置く位置は東か南に向くように。」このことは多くの方に知られています。東向きだと神棚の背は西。南向きは北になります。神社でいただく熊手も笹も神様と同じように考えてください。貴いものなので飾る周囲の状態もそれにふさわしいかどうかをチェックしてください。
たとえ東、南向きでも気をつけてほしい周辺環境
神様からいただいた大切な縁起物。方位が定まったなら、飾る場所はきれいにしておきましょう。そして下記のことに気をつけましょう。
・飾る周辺はきれいに (気のバランスを整えるため)
・湿気が多い場所は避ける (邪気を集めないため)
・鏡の正面は飾らない (気を跳ね返さないため)
・目線より上に飾る (見下ろすことは神様に失礼なため)
・飾る位置の上を歩かない (神様を踏みつけてしまうため)
・普段家族が集う場所が良い (気が活性化されるため)
どうして東向き、南向きなのかは九星の象意から
風水鑑定は八宅派、飛星派、三元派、三合派、奇門遁甲派などの流派がありますが、その基礎には九星の理論があります。東の定位は三碧木星で「進む」「始まり」「活発」の意、南の定位は九紫火星で「輝く」「明るい」「名誉」の意があり、その意を取り入れるために表面を向けるとされています。
一年飾った縁起物は翌年のお詣りの際に神社に感謝の気持ちを込めて納めましょう。
ひとつひとつに宿る意味を知り、それに従って行動するとより吉意が高まります。
・干支の飾り物については玄関に置く干支の置物についての風水 をご参照ください。